2020/07/13
先日の糖尿病の勉強会での話
欧州では糖尿病患者さんに対し「通り一遍の治療でなく、個々の患者さんにあった食事運動療法、薬物療法より一層すすめている」
いわゆる「オーダーメイド療法に固執する」ようですが、「そんなことは日本の医療では当の昔に行っている」と聞いていましたが、
「個々の患者さんに即した治療」をするためには「聞く努力、続ける努力、待つ努力」が必要だそうで、ともすれば時間に追われ「押しつけの医療」を行っている小生にははなはだ耳が痛いお言葉でした。反省。。。。
医療は1つの経験がものをいう世界。本当に医療は「百聞は一見にしかず」「何十冊の医学書より1つの病気を経験することが宝」。「その経験を勉強によって肉付けしたものを整理し、記憶し、応用し次の医療につなげる」努力を続けるようにせねばと。。。。
高校の同級生のH君「観察力」「記憶力」「応用力」が優れておりまた「暖かい話術」の持ち主でした。どんなに多くの知識や経験があっても相手に伝える能力がなくては宝の持ち腐れ。「心からの言葉」「暖かい思いやりのこもった話術」を持っていれば患者さんは「落ち着けて治療も順調に。。。。H君が医者ならすごくいい赤ひげになれたのに。。。
H君はプログラマーとしてIBMに就職しました。技術職でも最初の数カ月は営業見習いとしてお客さんのところに行きコンピューターを売りに行くそうです。通常は売れないで研修を終了するそうですが、さすがH君「暖かい話術」を駆使して高いコンピューターを受注してIBMの中でも話題になったそうです。
そういえばH君別に見た目は普通なのに、「暖かい話術」を駆使してかいつも「聡明そうできれいな彼女」連れてたな。。。 今年で何回忌??